測定日
気温
MAX POWER
MAX TORQUE
測定場所
1999年8月13日
38.1℃
44.3ps
3.0kg
ライコランド

セッティング

キャブ:MJを前320、後290に変更 PJ等はフルノーマル

エアクリーナー:デイトナターボフィルター

チャンバー:Dog Fight Racing

電装:M-MAXリミッターカット

分析
ノーマルではパワー不足を感じたのでチャンバーを購入した。M-MAXのL解の取説には、M-PARTSのチャンバー以外ではパワーが出ないとの記述があったが、店の人と相談の結果、問題は出ないであろうと判断した。実際測定したところ、注意書きの通り11000rpm付近に大きなトルクの谷ができた。さらにパワーのピークが12000回転となりレッドゾーン手前となった(今回の測定では回転の上限を12000rpmに設定)。実際乗ってみたところ、エンジンは15000rpmまで回り、レッドを超えブラックゾーンまで回る。なお体感では、13000rpmがピークでパワーバンドは12000〜14000rpmであった。パワーは出てるが、実際は使い物にならない!!

 

測定日
気温
MAX POWER
MAX TORQUE
測定場所
1999年8月20日
33.4℃
38.6ps
3.0kg
ライコランド

セッティング

キャブ:MJを前320、後290に変更(10番UP)PJ.SJ.AS等はフルノーマル

エアクリーナー:デイトナターボフィルター

チャンバー:Dog Fight Racing

分析
前回の測定結果を踏まえM-MAXのL解をはずしてTRY。前回に比べ、トルクの谷は解消したが、最高出力は6馬力ほど低下。ノーマルが40psを下回る結果となった。後輪出力であること、走行距離が8000kmに達していることを考慮しても、チャンバーをポン付けではパワーが出ないことが判明。後日談だがチャンバーの製造元のドッグファイトレーシングに問い合わせたところ、やはりノーマルではこれが限界とのこと。YPVSが全開にならないことが理由らしい。やはりチャンバーより排気デバイスでパワーを押さえ込んでいるようだ。こちらのセッティングの方が乗りやすいので、こちらセッティングで乗ることにした。

 

 

測定日
気温
MAX POWER
MAX TORQUE
測定場所
2000年1月30日
16.4℃
63.2ps
3.9kg
ライコランド

セッティング

キャブ:MJを前400、後360に変更 その他はこちらと同じです。

エアクリーナー:デイトナターボフィルター

チャンバー:Dog Fight Racing

電装:RC SUGO RACING CDI

分析
POWER不足に悩んだのでDog Fight Racingに相談。POWER UP KITを付けないとこれ以上のPOWER UPは望めないとのことだった。学生時代なら、自分で取り付けるのだが社会人6年目ともなると、そこそこ金に余裕もできたので取り付けをお願いする。(KITが85000円+工賃10000円)変更内容は、YPVSを全開にするためのプーリー交換とOILポンプをTZR SPのものに交換(CDIをSUGOのものに変えると、OILが常時全開になるため)とキャブセッティングとCDIによる点火タイミングの変更である。全開にまわすことが多いので、濃い目のセッティングにしてもらう(取り付けは1999年9月におこなった)。 測定結果からわかるように10500rpm付近にトルクの谷ができているので、このセッティングが濃いと判断できるが、パワーに関しては、今までのものと段違いに向上した。あと、10〜20番MJを絞ると、トルクの谷は解消できると思われる。このセッティングはDog Fightの冬向けのセッティングである。今後の目標は、キャブを煮詰めることとする。

測定結果がうまくスキャナで取り込めないため、手書きのグラフを使用してましたが、会社の人がうまく取り込んでくれました。実際の測定結果はこちら